8月の後半に、山梨県身延の七面山に行ってた。
標高差1500mで、3時間半もずっと険しい登りだったから、帰ってきてからも2、3日は足が痛かった。

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何で七面山に登ったかというと、友達が身延に住んでいて毎年登っているから、それについていった。
その友達の家は、身延で長く続いている家。
一般的な環境に育つと、長く続いている家には憧れやロマンみたいなモノを感じがちだけど、近代化した今となっては、家を守っても特権はないのに、やることが多くて金と時間はかかるしで大変だなと思う。

その身延には鎌倉時代から日蓮宗の総本山があって、その前から七面山は山岳信仰の対象だった。
いわゆる神仏習合なんだけど、日蓮宗が神道の神様に守ってもらうために七面山を取り込んだとでも言えば分かりやすいかな。

友達の家はそういう所で続いている古い家だから、日蓮宗と付き合いがあって毎年七面山に登っている。
僕は富士山の御来光が見られるのと、神仏習合を見たかったのでついていった。

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登山口にある白糸の滝とお満様の像。

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登山道。
ずっと登りが続くのは、思っていたよりもきつかった。

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標高約1700mからの富士山。
翌朝は4時に起きたけど、残念ながら曇っていたので御来光は拝めず。

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山頂近くの敬慎院(七面大明神を祀っている)に泊まったのだけど、友達が知り合いの僧侶と話をしているから、それを見た若い僧侶が勘違いして坊主頭の僕を「お上人様」と呼んでくるのは申し訳なかったなw

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敬慎院での食事は精進料理。
写真は味噌汁なんだけど、墓地にあるアレです。